個展「おまもりの国」

今週末18(土)より東京の白白庵さんにて個展「おまもりの国」が始まります。

http://www.pakupakuan.jp/

初日18(土)は14:00〜17:00まで在廊し、その後、17:00〜30分程、白白庵さんのFacebookページにて会場よりライブ配信もあります。オーナーの石橋さんと私で今回の個展について色々お話する予定です。

 

会場オープン日は以下になります。

3/18(土)19(日):予約無しでオープン

3/20(月)24(金):予約制でオープン

 

おまもりって持ってますか?

お守り、色々あると思います。神社で売っている代表的なお守りから、誰かから貰った大切な物がその人だけのお守りになったり、勇気付けられる言葉がお守りになったり、パワースポットのようにそこに行けば元気になる、場所としてのお守り。もしかしたら形はないけど、いつも何か感じているものもお守りかもしれません。今回はそんなお守りの定義を飛び越えて、私なりに私を支えて来てくれたものを対象に作品を作りました。こけしやだるまやマトリョーシカ、石、古木、紙切れ、掛け軸、絵画など、色や形にこめられた、願いや祈りや様々な思い。それらを一箇所に集める事で見えてくるお守りの世界。会場全体がお守りの国になればいいなぁと思い、今回のテーマが決まりました。私自身、精神面がとても弱く、たくさんのお守りを持っています。物や言葉や場所、形も色々です。こんなにたくさんのお守りがないと生きていけないのか、と、自分でも愕然としますが、お守りは、そんな弱い人に与えられた小さなギフトだと思うのです。そもそも強ければ必要ない物ですから、弱いものだけが大切さを感じる事のできるものなんですね。今回、石や古木のような素材にも描いているのですが、そういう物にこそ、弱い私は共感を得ました。道端に咲くタンポポのように、打ち捨てられた物の中に光る何か、自分だけが感じる事のできる何か、弱いからこその強さのようなもの。自分の欠点を丸ごと肯定できるものがそこにあると信じて制作しました。会場で共感してもらえた小さな何かを持ち帰ってお守りにしてもらえたら、こんなに嬉しい事はないです。作品以外にも、"おまもりセット"と題したポストカードセットを販売します。どこかに貼ったり、挟んだりして、お守りとして使ってもらえたらいいなと思って作りました。会場でお会いできましたら、ぜひ、「あなたのお守りはなんですか?」というお題でお話をしたいです。皆様に会えますのを楽しみにしています。よろしくお願い致します。