冬の詩

今日は風の強い一日でしたね。
今日仕上げた絵は秋の絵ですが、
冬にかき消される秋。

この絵を描いて思い出したのが、
高村光太郎の「冬の詩」。
「冬だ、冬だ、どこもかも冬だ」
春ならまだしも冬が来てこんなにはしゃぐ人、
あんまりいない気がします。

「気まぐれな生育を制えて痛苦と豊饒とを与へる冬」
冬...すごいアメとムチです。
私は10代の頃、この詩を読んで、
楽しい=幸せ
ではないという事を教えてもらいました。
大変だなという時にもやりがいがあって、
そこから得る充足感は、歓楽とは違う喜びがある気がします。

気になった方はぜひ全文を読んでみてください。
新年にピリッと心が引き締まるのでオススメですよ。